片言隻句
耳を傾け、目を凝らす。街場で、ネットで、スクリーンから、新聞から、片言隻句を拾い集める。
2018年12月9日日曜日
魚は水のなかにいる自覚があるだろうか。たぶんないだろう。鳥が空にいる自覚も、おそらくない。その中にいることが当たり前のものに、気づくことは難しい。思考するとなると、尚更だ。(読売新聞2018年12月9日朝刊、坂井豊貴慶応大教授)
2018年12月2日日曜日
友人とは固い絆を結ぶ。でも、敵とはもっと頑丈な絆を結ぶ(ボブ・ウッドワード「ブッシュのホワイトハウス」上)
2018年10月14日日曜日
ヘッドホンしているだけの人生で終わりたくない 何か変えたい(萩原慎一郎「歌集 滑走路」)
2018年10月8日月曜日
(新しさは)万葉集の時代は「あらたし」といい、改めることだった。(佐佐木幸綱)
(2018年9月27日読売新聞朝刊)
レシートを(あなたと食べた、午後九時に、麻婆豆腐)お守りにする(水野真由美)
(2018年10月8日読売新聞朝刊・読売歌壇、俵万智選)
好きだから会わないことが正解の恋をしているぼくは0点(さとうとも)
(2018年10月8日読売新聞朝刊・読売歌壇、俵万智選)
告白は二択を迫ることじゃなく我は一択だと告げること(関根裕治)
(2018年10月8日読売新聞朝刊・読売歌壇、俵万智選)
2018年10月2日火曜日
ダウン症の自分が好きです。でも、「知的障害者」と言われるのはいやです。ばかにされているみたいでいやです。「すてき障害者」と言ってほしい。(読売新聞2018年10月2日・あべけん太さん)
対立が先鋭化し、言論空間のあらゆる場所で「市街戦」が展開されるような状況になった時、誰がをれを収拾できるのか。(読売新聞2018年10月2日・慶応大教授・片山杜秀さん)
2018年10月1日月曜日
隠すことは知性の一つのあり方。人は大切なことをあえて見えなくすることで、直観力や想像力を育んできた。知性をすべて「情報」に置き換えられるという考えは、傲慢です。(読売新聞2018年8月6日夕刊・文化人類学者今福龍太さん)
2018年7月1日日曜日
香る金木犀が僕に伝えている
もう夏は終わってるんだよ、と
(テレビドラマ「おっさんずラブ」主題歌「リバイバル」)
「過去を誇れることは憐れな景気づけでしかない」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「喧嘩や刃傷沙汰は商人の間接費の一部なんです」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「途中経過が必要なんだ。さもないと理解できないんだよ」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「成功するためには、計画するだけでは充分でない。当意即妙でやることも必要だ」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「パイオニアが愛国者であったためしはない」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「暴力は目的を達成するためには不経済なやり方だ」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
2018年6月24日日曜日
「諸君は徹頭徹尾、権威または過去を頼りにしていて――けっして自分自身を頼りにしたことがない」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「暴力は無能力者の最後の避難所です」
(アイザック・アシモフ「ファウンデーション」)
「人生はドラゴンクエストや。いろんな経験値の集積やねんで」
(映画「神様はバリにいる」)
2018年6月17日日曜日
「人を好きになるのに年も性別も関係ないじゃないっスか」
(テレビドラマ「おっさんずラブ」6話)
「世間はいつだってうるさいです。でも結局、今の自分たちにとって一番大事なものは何かってことだと僕は思います」
(テレビドラマ「おっさんずラブ」5話)
「好きになっちゃいけない人なんていないんじゃないかしら」
(テレビドラマ「おっさんずラブ」2話)
2018年3月25日日曜日
「絶望するひまがない」
「最高じゃない」
(テレビドラマ「アンナチュラル」10話)
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